『重なる時は重なるのよ』
今日は、この言葉が重く感じられた日でした。 早朝。 昨日行われなかったギプスの巻き直しがあるんだなぁ~と思いながら、いつも通りに身支度をして、廊下を歩いていた時でした。 本日の昼間担当の看護師Sさんとバッタリ。 「今日ね、お風呂入ってからギプス巻くからね」 「え?でも今日は男性の入浴日でしょ?」 「だから8時半に入れたから。一番に入ってもらうよ~。それからギプス巻き直し」 「え、入浴時間は・・・・?」 「30分」 「無理ー!!」 歩行器無しで歩くとペンギンみたいな私に30分で着替えまで終わらせろと・・・? ニヤニヤ去っていくSさんを唖然と見送り、慌てて部屋に戻りました。 だって既に時間は8時。ご飯食べたら即、怒涛の一日がスタートしてしまうじゃないですか!! 9時半からはリハビリが入ってるし11時からはCTが入ってます。 しかもしかも、採血もあるとかなんとかで・・・・本当に重なってるんですが。 大丈夫なのでしょーか? 色んな意味で・・・・ 朝食は、なんとなーく気が重くて半分も食べれなかったんです。
急いで歯磨きも終わらせて廊下で仲良しのおばちゃんと喋ってたら先生が歩いてきました。 「ギプス切って、お風呂な。8時半やからもうちょっとやな」 「えー」 「ほんまにハードスケジュールやなぁ」と、おばちゃんも言ってくれたんですが・・・ 「ハードやけど、こなしてもらうから」 予想通り、先生は淡々としてました。冗談ぐらい返してよー(-_☆) ちょうどその時、Sさんが迎えに来たので、その流れでギプスを切ることに。 両脇の下を切断して久々に軽くなった胴体。。。のはずが、なんとなく重いし、腰はグラグラと不安定!! こ、怖いよ~(。≧□≦) 急遽、コルセットを持ってきてもらって、ギプスを巻くまで車椅子に乗ることになりました。 あ、懐かしい感覚・・・・(笑) さぁ次はお風呂です!! 頑張って時間内で入らなきゃ。 2週間ぶりのお風呂☆ 患部を温めるのは良くないとかで、シャワーのみですが、嬉しいことに違いはありません! なんか気持ち、肌が白くなったような気がします。 そのせいか、初めて見る傷痕の赤さが際だって見えました。 まるで百足が張り付いてるみたい・・・ 周辺を洗うのも怖かったんですけど、やっぱり周りも少しは腫れるんですね。 あと、まだちょっと熱をもってる感じでした。 胴ギプスの効果は善くも悪くも現れてました。 ちょっと痩せたみたいです。コルセットが緩くなってたんで。 最悪なのは、胸のアンダーの辺りと、傷周辺に蕁麻疹かあせもかがたくさん出てるんです。 幸い、痒みはないけど、気持ち悪いですー。 どうせ巻き直しだから治るのは先になっちゃうんでしょう。 9時半。 Sさんが迎えに来ました。久々にサッパリですが、これも短時間の幸せでしかないんですね・・・ 10時。 処置室に行ったら看護学生が5人ほど見学に来てました。 それに加えて、今まで胴ギプス巻きを経験したことのない看護師さんが複数入って来て、先生も一人ではなく・・・ なんとなんと、総数12名程。 あのぅ・・・・前回より多いんですけど?(笑) 主任さんも「○○さんにはお礼せんとアカンなぁ」とか言ってたぐらいですもんね。 一つ一つの行動に移る度に説明しながらだったから結構長い時間かかってたように思います。 今回はギプス下のニットが準備されてなかったのか、どうやって着るの?ってところから始まったんですよ。 前回巻いた時にも居たのは私本人と主任ぐらいだったみたいで。 「前回は・・・・切れ込みが入ってたんよね?腕が出せるように先生が切っといてくれてんな?」 「そうですね。なんかタートルネックみたいになってて・・・」 「え?そんな必要あるんですか?」 「さぁ・・・?」 「それは・・・恥ずかしいからちゃう?」 「あ~!娘さんやし!」 「そうそう」 「え・・・」 「だってなぁ!前も着替えてる最中に入ってきた先生『ごめんなさいっ』ってエライ焦ってはったもんなぁ」 「・・・・・(主任、よく覚えてるなぁ~)」 「へ~」 「やっぱ若い子やから」 「うん、そうやと思うわ~」 ・・・・・おいおい。 本人ほぼそっちのけで盛り上がらないでくださいな。 じゃあ切り込み入れましょう!ってことで鋏でチョッキン! 先生が戻ってくる前に・・・・と着替えだした時、先生が入ってきました。(苦笑) タイミングが絶妙なんですけど・・・・今回は一歩踏み入っただけで気づいて、すぐ出て行ったけど。 「先生外で待機してもらってるから!」 「へーい・・・」 ハプニングは付き物なのですね・・・・はぁ。 さて、今回はK先生が後ろです。 なんと今回は、前回何もしないで見てるだけだったY先生が前を担ってました。 K先生がY先生に教えながら、看護師主任が学生に教えながら巻いていくって感じで、本当に勉強会みたいになってました。 ギプスカッターで切るのもY先生だったし、仕上のテーピングには学生も参加してたし・・・ それにしても、やっぱり恥ずかしい!! 前よりもタイトに巻かれたのもあるし、カットする為のガイドラインが深かったのかは解らないですけど、胸なんか・・・・ねぇ? (*≧Дq)ウワーン テーピングの時点で見事に露出状態で・・・・ みんな、たぶん分かってても敢えて言わずに居てくれたんだと思うんですよ。 特に看護師さんや学生さんなんかは。 私だって嫌で仕方なかったですけど、どうしようもないし、我慢してたんです。羞恥を堪えてね。 なのに・・・・地雷を踏んだのは、よりにもよってK先生。 「あーぁ、お乳が出てもーてるやん」 「!?」 ーーーー∑(◎_◎*) その場では冷静を装いました。 「もぅ良いんです!だってオペの時色んな人に見られてたんでしょっ」 こう返すのが精一杯でした。頭の中は混乱し過ぎてましたから。 なにより、朝一のギプスカットの時には、背中のガーゼを取ったら速やかにSさんに交代して「こういうことは女性の方が良いでしょ。まだ嫁入り前の娘さんやもんなぁ」 とかのたまってた人なんですよ!? 矛盾してるというか、デリカシーの問題になるんでしょうか?? 普段から冗談飛ばすような和みキャラとは程遠いから、とても笑えなくて・・・・ これって・・・・ドクハラ?とか真剣に考えちゃいました。 正直、明日以降、どんな顔して会えば良いのか困ってます。 整形外科医師って一応、全身診るだろうから、老若男女、慣れっこなんじゃないんですかね? 『若いから』って変に気を遣ってみせたり、こんな風にデリカシーに欠けたことしたりするのって、先生個人の人格の問題になってくるんでしょうかねー? 多分、先生の方は何とも思ってないだろうから、私も何ともないフリしようとは思ってますけど、あのショックだけは忘れないと思います。。。。 PR
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