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22歳の誕生日のイヴイヴに『馬尾神経腫瘍』って診断を受けちゃった女子が綴る闘病日記とその後の徒然・・・
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今日の朝はとびきりブルーでした・・・
昨夜もいつもと同じぐらいの時刻に寝たっていうのに、目が覚めたのは早朝。
あ~損したぁ・・・とか思う余裕なんてなかったです。

なんでなんで??いつもより足が痛いんですけどぉぉ

痺れてるのは毎度のことではあるけど、今日は倍。
ズーンとした痛みがお尻から両足にかけて、右足はふくらはぎまで、左足は膝まであるんですもん。
寝返りうつ度に、ピシーって走るし・・・
それでもあまりの寒さにお布団から出られなくて、しばらく楽な姿勢を探してたけど、耐えられなくて起きることに決定。

もぉぉ私のバカ!
無意識に腹筋の力で起きてしまうなんて・・・
当然、見事にしなったであろう神経の束。
まるで電流のような最強の痛みが駆け抜けましたヨ。。。

痛ぁ・・・・っいぃぃ(泣)

思わず出た叫びと共に、せっかく起き上がった上半身は、再びお布団に転がったのでした。
あー。寝てる時に痛いの、ホントかんべんしてほしぃ。

・・・はい。今日は一回目のMRI撮影と、診断を受けた時の話です。



1月19日(金)
仕事を午後5時で帰らせてもらって、急いで病院へ向かいました。
予約は午後6時。ギリギリでも15分前には到着しておくように言われてるから、猛ダッシュです。
冬真っ只中だというのに、病院に着いたら、うっすら汗かいてたし・・・頑張ったよ。
受付を済ませたら、放射線科の待合まで連れて行かれて、「ここで待っててください」って椅子に座らされました。

上がっていた息も整ってきて、もうすぐ6時。
待合室には私の他に待ってる人なんて居ない。というか、人っ子一人居ない。
どんどん照明は消されていくし、お見舞いの人が行き来するぐらいのひっそりした院内。
あー最終ってこんなに寂しいんやな~なんて思いました。

しかし、6時を過ぎても呼ばれない。
目の前の受付ではガラス窓の向こうで、技師同士か看護師かがベラベラ喋ってる(しかも声デカイの)。
そんなのねー、落ち着かなくもなりますって。
時計見たり、携帯見たり、とりあえずキョロキョロしたり。。。
そしたら、私の様子に気づいたのか、窓の向こうから「なんか前の人の撮影が長引いてるみたいなのよー。もう少し待ってちょうだいね」と声をかけられました。

くそぅ・・・急いできたのに!!

それにしても、患者の前で患者の話するって・・・あまりいい気がしないもんですね。
私も受付してたことあるから、暇な時ってどうしてもお喋りしてしまいましたけど、患者の立場に立ったら嫌なものなんだな~って実感しました。反省。

実際に私の番が回ってきたのは6時半をまわってました。
前の人は、よっぽど撮りにくい方だったんだな~と思いながら、病衣に着替えて、いざ撮影です。
なんとなしムーディー(笑)な照明の部屋の中に白いドームが待ち構えてますよ。
にゅっと伸びたレールの上に寝っ転がって、あの中に入っていくわけか・・・うん、怖い!

技師に誘導されるまま、狭い台の上に気をつけの体勢で寝たら、まず上半身をベルトで固定されました。
そして、背中を台に密着させるために膝の下に三角のクッションを入れられて、そのままベルトで固定です。

それじゃ、撮影に入っていきます。約20分ぐらいで、撮影中は大きな音が鳴るんですけど、動きに弱い機械なんで、動かないようにしてください

そういや、お母さんも言ってたわ。身動き出来へんしウルサイ検査やって。
しかも唾液飲み込んだら怒られたとか言うてたなぁ・・・我慢できるかな?

ゆっくりとドームの中へ進んでいき、ちょっと頭が出るぐらいのところで止まりました。
始めます」の声の少し後、

バリバリバリバリ ブーンブーンブーン

って、予想以上に大きな音が!
目を瞑ってたんですが、思わず開眼です。
20分ってあっという間だと思ってたのに割りと長いし、動いたらダメって分かってるけど、変に力が入ってたのか、足の付け根が痛くなってきたしで、大変でした。
とにかく耐え難い検査です!MRIって。精神異常を起こしそうになります!
もう二度としたくない!!って思いました。(そうもいかないんですけど)

さて、やっと検査も終了して、会計したら帰宅だ~。とホッとして着替えたのに、カーテンを開けたら誰も居ないんです。
でもボーっとしてもいられなくて、勝手に検査室を出たら、なにやら技師と看護師が話しているではないですか。
素通りしようとしたところで「あ」と呼び止められたのでした。
看護師さんの手には大きなフィルムが。それ、私のん??

今日は検査だけで、診察は後日ってことやったんやんね~?
はい。なんか、最終の予約なんで、診察時間は終わってるから無理って言われたんで
あ~・・・今日診てもらいましょか。先生呼んでくるから待合で待ってて♪
え?良いんですか?

わーいラッキー♪看護師さんナイス☆☆
そんなわけで、先延ばしだった診察を急遽受けられることになったのです。

待つこと10分程。野田先生、颯爽と白衣を翻して登場!

おぅ!どうや?まだ痛いか?とりあえず入りぃ~

軽いノリにいざなわれて、そのまま診察室へ。
バラバラとライトに透かされていくMRIフィルム。。。
すごーい。縦にも横にも切られてるー・・・と眺めていたら、急に先生が口を開きました。

えーっと。トイレ・・・まぁ大とかする時やな。気張ったりで、足痺れるってことは無かったか?
え・・・い、痛かった、です

なんとなく恥ずかしくて問診に書かなかったのをズバリ聞かれて、正直にどもりました。

うん、そうやろうなぁ。まぁ、私もビックリしたんやけどもな、この・・・腰のところの神経の辺りにな、できもんができてるからなぁ・・・・これが圧迫して痛いんやろうなぁ

え・・・・?

これは馬尾やな・・・まぁ顔つきから言うて、悪性のものではないから、ポロンと取れば再発とか転移は、まず無いんやけどな
バビ・・・?

できものを取る・・・それって・・・

とりあえず、手術が必要になるなぁ
しゅ・・・

手術!?

とりあえず紹介状とMRI貸し出ししますんで、大学病院の方で診てもらってちょうだい

それってつまり・・・・ここでは出来ない手術ってこと???

95.jpg

ぇええぇぇえええっ!!!?

ここにきてやっと、声を出せた感じでした。

取らないと・・・ダメなんですか?薬とかで治らないんですか・・・?
うーん。今すぐにせなアカンってわけじゃないねんけど、3年、5年と放って置けるもんでもないからなぁ・・・いずれは取らんとアカンもんやねん
絶対に・・・手術・・・?
そうなってくるなぁ
そう・・ですか・・・・

まだ他人事のようでした。
産まれて初めての手術が腰!?まさか。
初手術は盲腸だって勝手に信じてたんで、驚き一入です。
だって、サッカー選手じゃあるまいし・・・腰だなんて・・・

呆然として口元を覆っている私を見て、看護師さんはフィルムを集めながら笑っていました。
大学病院行く時は、ご家族の人と一緒に行ったら良いからね♪」って・・・

そんな問題じゃないよぅ!

診察が終わって、即行、親に電話しました。
ものすごいテンションの低い私とは反対に、母は「それは仕方ないわ」って全然驚いてもいない様子でした。
彼女から言わせると、なったものはしょうがないだそうです。
まぁ、私が産まれるよりずっと前から何度も大手術をしたことがある人間なんで、慣れっこなのかもですが、私はお母さんみたいにはなれそうもないデスヨ・・・(遠い目)
ってな感じで、割と冷めた反応だった母ですが、途中まで迎えに来てくれてました。
腑抜けすぎて、帰路で自殺でもされたら敵わないとでも思ったんでしょーか。。。

その日の夜、持ち帰ったMRIは何度も家族で回し見られました。
ド素人のくせに、「あーココかぁ」と言いながら、討論会のようになってました。
渦中の本人はというと、やっぱり現実味がなくて、平然としているしかなかったのでした。

そっか、私、手術受けなきゃいけないんだ・・・

舞台は変わって、大学病院です。
高度最先端医療設備の整った場所でないと出来ない手術なのだということを、ぼんやり悟ったのでした。


次回は大学病院へ行った時の話を書きます。
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profile
HN:
Moccho(もっちょ)
性別:
女性
職業:
某病院勤務
趣味:
読書。ネット。ショッピング。
自己紹介:
出身地⇒大阪
現在地⇒上に同じ
細木和子の占い⇒水星人(-)霊合星人

園児の時
とっても目立ちたがり屋だったようで、結構まともな写真が多いです。
劇では二役三役やってたり、鼓笛では真ん中のグループでシンバルやってたり・・・

小学生の時
友達は多い方・・・だったと思います。
まだ少し目立ちたがり屋な気が抜けてなくて学級委員とかやりました。

中学生の時
拷問のような体育の授業のため身体的にも精神的にも変わってしまった時期。
今考えると、がっつり反抗期だったと思います。
バレー部に所属していました。

高校生の時
地元から離れた高校を受験。
この選択は正解で、良い意味で垢抜けられたと思います。
思いっきり高校デビューの人間でした☆
今までで一番好きな時期です。

専門生の時
中2ぐらいから美容師を志すようになっていたので、そのまま専門学校へ。
自ら厳しい環境の学校をチョイスして2年間を耐えたのも間違っていなかったと思えます。
バッチリ国家資格を取得☆

05年~07年初旬
しかし!現実は甘くなかったのです。
一番最初に就職が決まっていたサロンでの諸事情で美容の道を中断。
途方も無くしばらくの月日を過ごし、とりあえずの就職先として選んだのは歯科医院でした。
全く別のジャンルの勉強はそれなりに楽しく、充実しておりました。
が、個人的な理由で退職を決意。
それと同時期にブログのサブタイである病気が発覚したのであります。

そして入院
4月に人生初の手術を受けました。
約1ヶ月の入院生活を送り、その後、お家で療養。
蓑虫生活の到来でございました。

社会復帰!
長期蓑虫生活も終わり、遂に同年11月からお仕事復帰。
まぁ色々あったんですが、以前みたいにチャキチャキ動けるように過度の無理はせずに頑張る次第ですね!
まだ通院は続いております(11月後半現在)


こんな感じ。
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