今日の朝はとびきりブルーでした・・・ 1月19日(金)
仕事を午後5時で帰らせてもらって、急いで病院へ向かいました。 予約は午後6時。ギリギリでも15分前には到着しておくように言われてるから、猛ダッシュです。 冬真っ只中だというのに、病院に着いたら、うっすら汗かいてたし・・・頑張ったよ。 受付を済ませたら、放射線科の待合まで連れて行かれて、「ここで待っててください」って椅子に座らされました。 上がっていた息も整ってきて、もうすぐ6時。 待合室には私の他に待ってる人なんて居ない。というか、人っ子一人居ない。 どんどん照明は消されていくし、お見舞いの人が行き来するぐらいのひっそりした院内。 あー最終ってこんなに寂しいんやな~なんて思いました。 しかし、6時を過ぎても呼ばれない。 目の前の受付ではガラス窓の向こうで、技師同士か看護師かがベラベラ喋ってる(しかも声デカイの)。 そんなのねー、落ち着かなくもなりますって。 時計見たり、携帯見たり、とりあえずキョロキョロしたり。。。 そしたら、私の様子に気づいたのか、窓の向こうから「なんか前の人の撮影が長引いてるみたいなのよー。もう少し待ってちょうだいね」と声をかけられました。 くそぅ・・・急いできたのに!! それにしても、患者の前で患者の話するって・・・あまりいい気がしないもんですね。 私も受付してたことあるから、暇な時ってどうしてもお喋りしてしまいましたけど、患者の立場に立ったら嫌なものなんだな~って実感しました。反省。 実際に私の番が回ってきたのは6時半をまわってました。 前の人は、よっぽど撮りにくい方だったんだな~と思いながら、病衣に着替えて、いざ撮影です。 なんとなしムーディー(笑)な照明の部屋の中に白いドームが待ち構えてますよ。 にゅっと伸びたレールの上に寝っ転がって、あの中に入っていくわけか・・・うん、怖い! 技師に誘導されるまま、狭い台の上に気をつけの体勢で寝たら、まず上半身をベルトで固定されました。 そして、背中を台に密着させるために膝の下に三角のクッションを入れられて、そのままベルトで固定です。 「それじゃ、撮影に入っていきます。約20分ぐらいで、撮影中は大きな音が鳴るんですけど、動きに弱い機械なんで、動かないようにしてください」 そういや、お母さんも言ってたわ。身動き出来へんしウルサイ検査やって。 しかも唾液飲み込んだら怒られたとか言うてたなぁ・・・我慢できるかな? ゆっくりとドームの中へ進んでいき、ちょっと頭が出るぐらいのところで止まりました。 「始めます」の声の少し後、 バリバリバリバリ ブーンブーンブーン って、予想以上に大きな音が! 目を瞑ってたんですが、思わず開眼です。 20分ってあっという間だと思ってたのに割りと長いし、動いたらダメって分かってるけど、変に力が入ってたのか、足の付け根が痛くなってきたしで、大変でした。 とにかく耐え難い検査です!MRIって。精神異常を起こしそうになります! もう二度としたくない!!って思いました。(そうもいかないんですけど) さて、やっと検査も終了して、会計したら帰宅だ~。とホッとして着替えたのに、カーテンを開けたら誰も居ないんです。 でもボーっとしてもいられなくて、勝手に検査室を出たら、なにやら技師と看護師が話しているではないですか。 素通りしようとしたところで「あ」と呼び止められたのでした。 看護師さんの手には大きなフィルムが。それ、私のん?? 「今日は検査だけで、診察は後日ってことやったんやんね~?」 「はい。なんか、最終の予約なんで、診察時間は終わってるから無理って言われたんで」 「あ~・・・今日診てもらいましょか。先生呼んでくるから待合で待ってて♪」 「え?良いんですか?」 わーいラッキー♪看護師さんナイス☆☆ そんなわけで、先延ばしだった診察を急遽受けられることになったのです。 待つこと10分程。野田先生、颯爽と白衣を翻して登場! 「おぅ!どうや?まだ痛いか?とりあえず入りぃ~」 軽いノリにいざなわれて、そのまま診察室へ。 バラバラとライトに透かされていくMRIフィルム。。。 すごーい。縦にも横にも切られてるー・・・と眺めていたら、急に先生が口を開きました。 「えーっと。トイレ・・・まぁ大とかする時やな。気張ったりで、足痺れるってことは無かったか?」 「え・・・い、痛かった、です」 なんとなく恥ずかしくて問診に書かなかったのをズバリ聞かれて、正直にどもりました。 「うん、そうやろうなぁ。まぁ、私もビックリしたんやけどもな、この・・・腰のところの神経の辺りにな、できもんができてるからなぁ・・・・これが圧迫して痛いんやろうなぁ」 え・・・・? 「これは馬尾やな・・・まぁ顔つきから言うて、悪性のものではないから、ポロンと取れば再発とか転移は、まず無いんやけどな」 「バビ・・・?」 できものを取る・・・それって・・・ 「とりあえず、手術が必要になるなぁ」 「しゅ・・・」 手術!? 「とりあえず紹介状とMRI貸し出ししますんで、大学病院の方で診てもらってちょうだい」 それってつまり・・・・ここでは出来ない手術ってこと??? 「ぇええぇぇえええっ!!!?」 ここにきてやっと、声を出せた感じでした。 「取らないと・・・ダメなんですか?薬とかで治らないんですか・・・?」 「うーん。今すぐにせなアカンってわけじゃないねんけど、3年、5年と放って置けるもんでもないからなぁ・・・いずれは取らんとアカンもんやねん」 「絶対に・・・手術・・・?」 「そうなってくるなぁ」 「そう・・ですか・・・・」 まだ他人事のようでした。 産まれて初めての手術が腰!?まさか。 初手術は盲腸だって勝手に信じてたんで、驚き一入です。 だって、サッカー選手じゃあるまいし・・・腰だなんて・・・ 呆然として口元を覆っている私を見て、看護師さんはフィルムを集めながら笑っていました。 「大学病院行く時は、ご家族の人と一緒に行ったら良いからね♪」って・・・ そんな問題じゃないよぅ! 診察が終わって、即行、親に電話しました。 ものすごいテンションの低い私とは反対に、母は「それは仕方ないわ」って全然驚いてもいない様子でした。 彼女から言わせると、なったものはしょうがないだそうです。 まぁ、私が産まれるよりずっと前から何度も大手術をしたことがある人間なんで、慣れっこなのかもですが、私はお母さんみたいにはなれそうもないデスヨ・・・(遠い目) ってな感じで、割と冷めた反応だった母ですが、途中まで迎えに来てくれてました。 腑抜けすぎて、帰路で自殺でもされたら敵わないとでも思ったんでしょーか。。。 その日の夜、持ち帰ったMRIは何度も家族で回し見られました。 ド素人のくせに、「あーココかぁ」と言いながら、討論会のようになってました。 渦中の本人はというと、やっぱり現実味がなくて、平然としているしかなかったのでした。 そっか、私、手術受けなきゃいけないんだ・・・ 舞台は変わって、大学病院です。 高度最先端医療設備の整った場所でないと出来ない手術なのだということを、ぼんやり悟ったのでした。 次回は大学病院へ行った時の話を書きます。 PR
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