約4ヶ月ぶりに外来日でした。 ほけほけと待っていたら先生が来たわけですが、初っ端から名前間違えられましてねぇ(汗)
「はい~宮地さんこんにちわ~・・・って違うわ、間違えた。宮地さんは前の人や」ってをいっっ! 「宮地さんじゃないですけど、こんにちわ」って言っときました。 「骨は完全に付いてるなぁ~」 「・・・・・・」 見ないで下さい!もう見ないでいいです!! と心の中で叫んでいました。 貼り付けられた6枚のレントゲンフィルムにはしっかりと皮下脂肪さんが・・・・ ダンゴ虫のポーズなんてもう・・・・すぐにでも剥ぎ取りたいぐらい酷いものでした。 でも、口に出したらきっと突っ込まれること間違いないと思ってダンマリを決め込んだのです。 「しびれはどうや?」 「ふふ~ん。ありますヨ?」 毎度毎度のやりとりで、私がこう答える度にちょっとギョッとして、残念そうにする先生には申し訳ないですが、あるもんはあるんで仕方が無いのです。 やっぱり触診もするってことで、ベッドに上がるように言われました。 手書きカルテをペラペラとめくりながら先生が言うには、 「やっぱり骨がちょっと分厚くなってる所為で狭いねんなぁ~・・・・前にも絵を描いてて・・・・僕の拙い絵やねんけど・・・・」 と、ガガガ~っと椅子ごと後退してきた先生が見せてくれたのはこんな感じのイラストでした。 いえ、カラーなんかではなかったですがね・・・・ 真ん中の水色のところが脊髄で大事な神経が走ってるところですね。 とりあえず、右下の青い部分。 ここの骨がちょっと育ちすぎてるんだそうです。 グ~リグリとボールペンで塗りつぶされてましたが、実際のCTで見ても、その部分は内側にも外側にも少し分厚い感じで写ってましたね。 いつまでも続いてる痺れの原因として、ヘルニアもあるけど、これも一つの原因かも知れないと言われました。 一通り触診もして、靴を履いてた時です。 「まぁこれも削れば治るねんけどな」 「削るっ!?」 「でも同じところ何回も切るのはなぁ・・・・」 「良いです!要らないです、今は」 そこへ看護師さんが私の以前のCTフィルムを持ってきてくれまして、改めて見せてもらいました。 「ここ。な?」 「あ~ほんとやぁ・・・・内側にも外側にも分厚い感じですね」 「なんらかの動きをした時に当たってるんやろうな」 「うーん・・・」 「やっぱり経過見ていくしかないな」 「・・・・はい」 このまま続くんですかね・・・・この痺れと違和感って。 もう何も無かった頃の感覚の方がどんなだったかわからないぐらいなんですけど。 んなことを思いながら、カルテに今日の経過報告が書かれていくのをボーっと見てました。 「お仕事はどうですか?順調??」 「あ~、はい。なんとか」 「整形外科って言ってたっけ?」 「はい、整形ですよ?」 「・・・・・・みんな元気でやってる?」 「みんな?元気で・・・?えーと・・・(日常を思い巡らせました)はぁ、まぁ・・・元気ですねぇ」 「そうかぁ・・・あぁ、今日お仕事休んで来てくれたんか」 「そうです!休みました」 なぜか深々とお辞儀されました(笑) 何をなさるかね~。自分の体のことなんだからそんなの当たり前じゃないっすか。 「今日ね、お花見なんですって、向こうは」 「!?・・・良いなぁ~。なんっでそんな時間あるのか分からんわぁ~!僕なんかこれから予約だけでも40人以上診なアカンのに」 「えぇ!?これから40人ですか!?」 だって、もうすぐお昼だよ??? 「そう、すごい人気で・・・人気外来で♪自分で言うのもなんやけど」 「すごー」(一言余計だけど;) 「午前中で20人以上。今までで見てるからなぁ」 「え~!!先生一日60人ぐらい診てるんですか!?こっちのK先生並みじゃないですか!」 ちょっとちょっと!!私の職場の方は一人で60人越えの先生は一人しかいないよ?? 医師の人数が多いからってこともあるだろうけど、だったらこっちが医師数的にも不釣合いじゃんねぇ? 過剰労働だよ。。同じ系列なのに。 おもむろに他の診察室の診察状況をパソコンいじって見せてくれたんですが・・・・ひゃ~名前がズラリです。 「向こうは忙しいのん?」 「忙しいですけど・・・・こっちほどじゃない気がしてきました・・・待合の椅子空いてないですもんねぇ」 「S先生の患者さんがなぁ~」 「S先生って一日平均何人ぐらい診てるんですか?」 「一日80人とか・・・・」 「80!?」 死ぬ・・・・・毎日そんなんじゃあ死んじゃうわ。 「先生、ちなみに今度は人事、回ってきました?」 「全然!僕から上は素通りやな・・・・△△(私の職場の方)に行かせてくださいっていう嘆願書も何回か出してるんやけどな。どこかで嫌われてるんか知らんけど」 「う~ん・・・・なんでですかねぇ~」 でもね、先生。Y先生がこの間の送別会の時言ってたよ? K先生は大学の要だからって。研究の方で忙しいからな~って。 もし社交辞令だとしても誇れる事だと思うなぁ。 ま、これは話してあげませんでしたけどねw 「次は3ヵ月後・・・・・6月・・・・9時」 「・・・・・(やっぱり)」 「お薬要る?湿布とか」 「いやぁ・・・・湿布は要らないですけど・・・あ、欲しいのあります」 「何々?」 「・・・・全く整形関係ないんですけど、いいですか?ラキソベロンを・・・・」 「はいはい」 「良いんですか?」 「良いよ。出す出す」 「やった!錠剤じゃなくて液の方で!」 「よっしゃよっしゃ」 わーい!!・・・・・・・って1本かよっっ!!(マジです。ケチ・・・) 「それじゃっ・・・・・って、次回・・・・レントゲンとか何も入れんかったけど・・・」 「はい?」 つまり診察のみってことですよね? 画像診断あっても、毎回割とあっさりな中身なのに、先生の方は良いんですかね?それで。 っていうか、それだけだったら来る意味あるのかしら・・・? 私も椅子から立って、コートを腕に引っ掛けたところで固まりました。 「どうしようか。どうするって言ってたっけ?」 あ、私にそれ聞くのね。。。 「えーと・・・前に来た時は、今回でレントゲン撮って、次はMRIかCTか撮る~みたいなことは言ってはりましたよね?」 「あ~!MRIな。じゃあ入れとくわMRI。はい、じゃあこっち座って」 「え・・・・はぁ」 せっかくコートを手にしたのに着席です。 「あ~そうそう。先生、私ね“胸郭出口症候群の疑い”っていう病名がついてしまったんです」 「おぉ!それはS先生の得意分野やわ!エキスパートやから!」 「いえいえいえいえ!そんな受診とか恐れ多いんですけどね!“疑い”ですし。最悪なことに年明け早々の元旦から腕の付け根が痛くてですねぇ・・・・休み明けで早々に受診したら、そう言われたんです」 「誰に診てもらったん?」 ↑これ、み~んな聞くんだよね、うちの先生方(笑) 「Y先生」 「それアカンやん!なんで?なんでまたYなん!?そんなっ・・・まだ2、3年の・・・・もう素人と変わらんで??」 酷ぉぉぉい・・・・そ~こまで言う?言っちゃうのぉぉぉお~???(T△T) 「いや、でも年明けで・・・」 「アカンわ~・・・・なんで他の人に診てもらわんかったん?」 「だって、誰って・・・」 「よりにもよって何でY・・・・」 「だから、年明け早々で先生がいなかったんですもぉーん!!!」 かぶせてかぶせて喋ってくるから思わず声がデカくなりました。ゲフンッ せっかくY先生はK先生のことほんわかと話してたのに・・・・悲しいなぁ 「それなら今度また診させてもらうわ。また顔見せに来てちょうだい」 「はーい・・・・」 予定より時間がかかりすぎたのでしょうか。 焦った様子で隣の部屋に移ろうとした先生でしたが、後でスタンバってた装具屋さんに捕まってアタフタしてたのが面白かったです。 にしても・・・・酷くない? PR
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