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22歳の誕生日のイヴイヴに『馬尾神経腫瘍』って診断を受けちゃった女子が綴る闘病日記とその後の徒然・・・
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今日3回目の更新w
どーゆー風の吹き回し~??(笑)
いやいや、ただ思い立ったからなんですけどね。
これの前に更新した“怖い話”のこと書いてたら、そういえば昨日、母と“稲川淳二の”恐怖体験の番組観たよな~って思い出しまして。
あのオジサンが単に怖い話するヤツじゃなくて、わざわざグラビアアイドル?かなんか2人連れて廃墟やら樹海やらに出向いて、そこで怖い話をしつつ、心霊検証をするっていう、スゴイ番組だったんですけど・・・
その舞台の一つに、関東の北側にある廃病院があって、カルテとかレントゲンフィルムとか注射器とかが綺麗なままで残ってたんですよ。
おかしいね~。普通は患者に返すとか処分するとかするよね~。個人情報なんだし」とか、
綺麗な注射器があるのって、薬中とかがコッソリ出入りしてたりするんじゃない?」など、いちいちツッコミ入れながら二人で観てたわけです。
手術室とか病棟とか回っていくのを観るうちに、自分が入院してた時の事でふっと思い出されたことがあって、これも書いとこうと思いました。

っていっても、霊的なものは全く関係ありません。
ある意味、怖いと思いましたけど、結果オーライなものばかりです。
思い起こす限りでは3つ。
時期はうろ覚えですが、当然、全て入院中に起こったことです。



case 1. 『深夜の病棟に響く、老婆叫び声

老婆だなんて失礼なっっ(笑)
でも、実際は知らないんです。その人を見たわけじゃないんで。
ただ、若いネーチャンは私だけだったし、そこはご愛嬌w

えーと、時期は確か・・・術後のギプス装着前だったと思います。
ただでさえ狭いベッドです。
寝返りする時は起きなければできない私が夜中に目を覚ますことはしょっちゅうでした。
春先の夜はまだ寒いものだと思うのですが、病棟内はいつも適温。
むしろ私には暑いぐらいで、寝苦しさに目を覚ました時だったかもしれません。
病室の入り口側のベッドで、頭も入り口側です。
もちろんドアは開け放たれていますので、廊下を歩く人のスリッパを引き摺る音や歩行器の車輪の音は当然聞こえまくりでした。
先にも述べましたが、目覚めたきっかけは覚えてません。
寝返りか、暑さでか・・・はたまた、突然廊下にこだました、次のような声でか。

「助けてー!!!!」

うぇぇええっっ!?

ビックリしましたよ。心臓バクバクです。
女性でしょうか・・・

「誰か助けてー!!!痛いーーー!!」

幽霊!?・・・・なんて過ぎりもしませんでした。
明 ら か に 生きてる人の声です。
叫びながら、同時に床をパンパン叩いているような音もしていました。

「誰かー!!!」

しきりに叫ぶオバサン。
私が起きて歩けるなら、こっそり様子を見に行くということをしたのですが、たぶんこの頃は、やっと車椅子の許可が出たか出てないかの頃で、簡単には行けません。
しかも、あれだけ大きな声で叫んでるなら、看護師さんなり、歩ける人なりに助けてもらえるだろう。と思いました。

しかし

「ここナースコール押されへんねん!!無いねんってばーーー!!!」

うぇえええ!!?・・・・再び。

ちょっとぉ!!これだけハッキリ聞こえてるんだから誰かくるでしょーよ!!
ナースコールが無いところ・・・・?床を叩いてる・・・?トイレにはあるぞ・・・じゃあドコ?
廊下?・・・・車椅子で転んだ!?

私の推理、もとい想像は膨らむばかりです。
このオバサン、自力で歩けないのでしょう。
おそらくトイレか洗面所かに行ったのは良いけれど、なにかの拍子で転び、自分では立てなくなったのではないでしょうかね。
これまた運が悪いことに、ナースコールの無い場所で・・・・

私がいた整形外科病棟は二つに別れていて、詰め所はその真ん中に位置しているのです。
建物が真っ直ぐで、詰め所の前に立てば、両方の病棟が見える造りならば良かったのですが、
ちょうど、詰め所を過ぎたところの階段で、ゆるやかな『く』の字に曲がる設計だったため、もう片方は死角となるわけです。
しかもしかも、トイレやお風呂、洗面所も、その棟の一番端っこ。
死角だし声も届かないっていう・・・・デッドゾーンだったのです。

それにしても、一向に誰かの足音が駆けてくるでもなし、他の患者の声もしない。

おぉっと!?気づいてるのは私だけかーーーー????

カーテンで仕切られているので見たわけではないですが、とりあえず同室のおばあちゃま方はスースーと寝息を漏らしてらっしゃったので爆睡中でした。
他の部屋の患者さんの様子までは知りませんけど、誰も行ってないのだけはわかりました。
だって、まだ叫んでる・・・

「なんで誰も来ぇーへんのーーーー!!?痛いーーー!!たーすーけーてー!!」

オバサン、叫びすぎて声がしゃがれるわ裏返るわです。
そりゃ錯乱してきますよね。
このまま朝までこのままか!?とか在り得ないことも考えたりしてたのかもです。
こうなると、コチラも色々考えてる場合じゃないと思い、自分のナースコールに手を掛けました。
当然、看護師さんはまず私の部屋に入ってきてカーテンをめくりましたよ。

どうしたー?
いや、あのっ・・・私は何とも無いんですけど、なんかあっちで叫んでる人が居て、ナースコール押されへん、って言うてたから・・・
あ、ホンマ?ありがと

とーってもあっさりとしたお返事で看護師さんは現場へ向かいました。

あーあー・・・・大丈夫ぅ?

聞こえてきた看護師さんの呼びかけに,え、そんなもん!?って思ってしまいました。
まぁ・・・ね。これであのオバサンも助かったのでしょうから。。。

翌朝、あのオバサンがどうなったのか知りたい気は満々だったわけですが、
こちらからストレートに聞くのも不躾かと思い、看護師さんの方から何か言ってくれるかな?
とか思ってたんですが、何にもありませんでした。

結局、昨晩の人がどこの病室の誰で、どうなっていたのかってことは全くわからないままで終了となったのです。

この話で怖いのは・・・・あっさりしすぎな看護師さんだったかも。
オバサンの叫び声もすごかったですが、恐怖の縁から救い出す対応があれじゃあ・・・ちょっと悲しいかな~。
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profile
HN:
Moccho(もっちょ)
性別:
女性
職業:
某病院勤務
趣味:
読書。ネット。ショッピング。
自己紹介:
出身地⇒大阪
現在地⇒上に同じ
細木和子の占い⇒水星人(-)霊合星人

園児の時
とっても目立ちたがり屋だったようで、結構まともな写真が多いです。
劇では二役三役やってたり、鼓笛では真ん中のグループでシンバルやってたり・・・

小学生の時
友達は多い方・・・だったと思います。
まだ少し目立ちたがり屋な気が抜けてなくて学級委員とかやりました。

中学生の時
拷問のような体育の授業のため身体的にも精神的にも変わってしまった時期。
今考えると、がっつり反抗期だったと思います。
バレー部に所属していました。

高校生の時
地元から離れた高校を受験。
この選択は正解で、良い意味で垢抜けられたと思います。
思いっきり高校デビューの人間でした☆
今までで一番好きな時期です。

専門生の時
中2ぐらいから美容師を志すようになっていたので、そのまま専門学校へ。
自ら厳しい環境の学校をチョイスして2年間を耐えたのも間違っていなかったと思えます。
バッチリ国家資格を取得☆

05年~07年初旬
しかし!現実は甘くなかったのです。
一番最初に就職が決まっていたサロンでの諸事情で美容の道を中断。
途方も無くしばらくの月日を過ごし、とりあえずの就職先として選んだのは歯科医院でした。
全く別のジャンルの勉強はそれなりに楽しく、充実しておりました。
が、個人的な理由で退職を決意。
それと同時期にブログのサブタイである病気が発覚したのであります。

そして入院
4月に人生初の手術を受けました。
約1ヶ月の入院生活を送り、その後、お家で療養。
蓑虫生活の到来でございました。

社会復帰!
長期蓑虫生活も終わり、遂に同年11月からお仕事復帰。
まぁ色々あったんですが、以前みたいにチャキチャキ動けるように過度の無理はせずに頑張る次第ですね!
まだ通院は続いております(11月後半現在)


こんな感じ。
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